基本スペック
型番 :832MRB-AGS14【KAWA SPECIAL ESS】 全長 :2.51m 仕舞寸:129cm 自重 :140g 推奨ウェイト:5~18g 推奨ライン:8~17lb
悩んだ末の一本
2017年はタックルが1セットだけ増えました。
・・・増えたんです。
私は一本売って一本買うというやり方でここ数年はやってきたのですが、
珍しく増やしました。
当然、大きな出費になるので、2017年はこれだけでした。
そこまでして買ったのがこちら。

KAWA SPECIAL ESS 832MRB-AGS14
通称カワスペ(3とかESSとか)
ハートランドですね。
冴掛Lデレが気に入ったのでよくハートランドのサイトを見ていたのですが、
この竿が一番気になってました。
加えて、ちょくちょく行く夏の夜のアコウ(キジハタ)狙いです。
最初はワールドシャウラの1651F-2でやってて、それはそれで丁度よかったんですが、
手前のテトラやるのならもう少し硬い方がいいと思ってました。
いろいろ調べると、
みなさんロックフィッシュにはいろんな硬さやテーパーを使っているようです。
単純にロックフィッシュで調べるとHクラスが多かったので、
ワールドシャウラ1703R-2でやってみました。
硬すぎます。
福岡の、それもゆるーい感じでやるには硬すぎます。
バリバリの地磯でやるならまだしも。
そんなわけで、ゆるーい足場のところから、少し沖の起伏を狙える竿。
具体的には、
ML~MHくらいの長めの竿。もちろん2ピースのバスロッド
を探してました。
それで気になったんですよ。
気がついたらこの竿でアコウ釣ったり、
バス釣ったりしていることを妄想していました。
この状態になってしまったら時間の問題です。
そんなわけで買ってみたわけです。
買ってから4年が経過して、
いろいろ使用していくうちに、
このロッドは搭載するリール、ラインによって随分と性格が変わる竿だと気づきました
長尺の恩恵
このロッド最大の特徴は
バスロッドとしてはかなり珍しい8フィートを超えるレングスです。
この長いレングスには様々恩恵があります。
そのままデメリットでもある
しかし同時に、
その長尺こそがデメリットにもなります
野池などで振り回す場合には
これだけ長い竿だと流石に振れない場所が出てきます。
でも逆にそれだけです
そんなことを補って余りある魅力がこの竿にはあります!
遠投性能
ぶっ飛びます。
そして気持ちいいです。
これ以上言うことはありません。笑
だるさ具合と張り具合のバランスが良くて
めちゃくちゃ気持ちよく飛んでいきます。
ESSの名は伊達じゃありません。
※ESS=Expert Sense Simulation[感度領域設計システム]
詳しくはググって下さい
メンディング
ルアーの軌道修正ですね。
これの幅がかなり大きいです。
たかだか60cmとは侮れないほどの違いがあります。
キャストから着水までの調整もそうですし
着水後のリトリーブコースの調整も然りです。
その他に
草などが多い茂った岸際を
ロッドを突き出して巻くときなど
この竿の恩恵を感じます。
川に最適だから川スペシャル
その意味で川に最適です。
川って足場が高かったり
草が生い茂ってたりすることが多いです。
そういったシチュエーションで
この長尺は最大限に持ち味を発揮します。
また、川際は背の高い木などが少ないので
唯一のデメリットとなるキャストスペースを確保し易いのも要因です。
PEとの相性がいい
実はこのロッド、PEとの相性がとてもいいんです。
感度とかは個人の感想になるし、PEに慣れてるかどうかもありますが、
ここで言う相性は、それに加えて以下の二つです
キャストしやすい
キャストのやり易さと操作性です
8フィートを超えるレングスと、
胴からしっかり曲がってくれる事によって
慣れてしまえば
PEがフツーにキャストできます
これは言ってみれば狙い通りで、
シーバスやっても根魚やっても抜群でした。
ただ、
私はあまりシーバスはやらないのであれですけど、
中型以下くらいのシーバスが相手だと少し硬いような気もしました。
何度かバイトを弾いたので。
で
このシーバスとか根魚の意識があったので、
PE用として
モアザンPE SV TW
を購入したのですが、
結論から言えば、バスアングラーなら不要かと思われます。
これは極めて個人的な見解ですが
私の印象としては
ベイトリールに慣れていないソルトルアーマンにベイトリールを売るために
だれが投げてもベイトでPE投げれちゃうセッティング
な感じでした。
なので普段からベイトぶん投げて、いろいろセッティング煮詰めてる人からすると
「甘やかしすぎじゃね?」
って感じでした。
後述しますが、全然スティーズでいいですし、
ソルト対応、遠投オンリーで考えれば
ジリオンSV TW HLCがいいと思います。
いろんなリール試したけど、やっぱスティーズ
最初は17タトゥーラSVTWを使っていました。
発売されたときはマジで衝撃を受けました
なんとSVスプール搭載で実売12,000円!
実際とてもいいリールでした
その後、古いジリオン(型番忘れました)
PEが使いたくてモアザンPE SV TW
などを使いましたが、結局スティーズsvtwに行きつきました。
理由は
思った以上に軽いリグへの相性がいいことにあります。
たとえば5gくらいのテキサスとか
小さめの高比重ノーシンカーとか
上にも書きましたが
慣れればスティーズにPEでも全然問題ありません。
現在はスティーズのときはフロロ12lbにして万能型にしています。
それ以外での使用方法は以下の感じですね
ジリオンSV TW HLC +PEでド遠投 海使用
PEの使用にあたって
まずは最初の手持ちだったタトゥーラsvtwに巻いてみました。
が、この時点ではイマイチでした。
今思えば私が単に慣れてなかっただけのような気もします。
で、スティーズに巻いたら普通にいけた、と。
ただ、ソルトへの対応や糸巻等の理由から
ジリオンに行きつきました。
スティーズのときは1.5号くらいを巻いてましたが、
ジリオンには2号を巻いています
重めのものを投げるなら2号くらいあったほうがいいです。
このセッティングは主に
シーバス、根魚などのソルト
の場合と
バスでは
重めのキャロ
メタルバイブ
で使用します。
遠距離でフッキングが決まりやすい
PEのメリットはともかく伸びないこと。
それによって得られる恩恵は感度を除けば
遠距離でのフッキング
遠距離での操作性
の二つです。
この特性を活かせるのが上記のキャロ、鉄板です。
高比重ノーシンカー
ちょっと特殊ではありますが、
上記の意味で高比重計ノーシンカーも当然得意です。
ただこれについては
フロロラインを沈めて底を這わせるやり方もあるので一括りにはできませんが
対岸のカバーを狙うような場合
PE+長尺ロッドの遠投性能とフッキング性能が活きます。
カワスペ+スティーズPEでおすすめの釣り
私のおすすめは
10g前後のラウンドヘッド系ラバージグ + ゲーリー4インチグラブのボトムスイミング 同じく10g前後シンカーでのキャロ
ですね。
PEの特性を活かしてライトテキサスとかでもいいですが、それならスピニング使った方がいいです。
ライトキャロを遠投するなら別誂冴掛です。インプレはコチラ
上のジグの方は特に便利なのでおすすめです。
もちろん同じ釣りをフロロとかでも出来るし、実際よくするんですけど
地形の把握も出来て、ロングレングスの得意技ハンギングも活きて、PEの特性を活かせると思います。
ベイトフィネス
これは一誠の赤松さんとかがやってますけど
スティーズCTを載せればベイトフィネスっぽい運用が可能になると思います。
テキサスリグでいえば
使いやすい重さの下限が
5gならSV、それ以下ならCT(2.6gくらい?)
かな、と。
もちろんワームの大きさによりますし、
何より私はCT持ってないので、もっと下でも快適に扱えるのかも知れません
キャラメルシャッドで言えば
ジリオンPEなら5インチ
スティーズSVTW+フロロ12LBなら4インチ
スティーズCT+フロロ10lbなら3.5インチ
がメインになると思います。
スモラバだって当然いけるでしょうし、、
まぁ今はその運用でお金あるなら“・・・”ドットスリーになるのかな
CTほしいなぁ
唯一無二の竿

バスロッドで8フィート超えてPEも得意な2ピース
なんて他にありません。
実は去年私の不注意で破損してしまったのですが、
同じ竿を新品で買いました。
私の長いバス釣り歴の中で
同じ竿を買いなおしたのは初めてです。
いつもなら
どうせ買い換えるのなら同じ調子の別の竿ってなるんですけど、
この竿だけは代えがきかない
そんな竿です。
こんな人におすすめ
海でシーバスとか根魚とかもやってみたい
遠投大好き
川がメインフィールド
リールが複数ある
確実に釣りが楽しくなる竿です!
以上私の独断と偏見によるインプレでした。
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